東京大学出身で「クイズ王」として活躍するタレントの伊沢拓司さんが出演した2021年8月24日放送の「徹子の部屋」で、番組MC黒柳徹子さんが出題した雑誌「anan」についてのクイズが反響を呼んでいる。
「私がある人気女性雑誌の名前をつけたことがあるんですが...」
母は新聞社のリサーチャー、父はコピーライターという共働き家庭で育った伊沢さん。7時から20時まで保育園にいるような生活で、家では一人でビデオを見ていることが多かったという。
ただ両親とも仕事が忙しいなかでも、「僕が電車を見るのに何時間も駅に座っているのに付き合ってくれたり...」と、伊沢さんが興味を持ったものには付き合ってくれていたとも。また、自他共に認める「遊び人」という父は、休日になると全国を旅歩き、そこで得た情報をクイズ形式で出題するなど、現在の伊沢さんのルーツともいえる体験をさせてくれたと語った。
テレビ出演する際、なるべくその番組について予習するようにしているという伊沢さん。黒柳さんから「私がある人気女性雑誌の名前をつけたことがあるんですが、それはなんでしょう」とクイズを出題されると、「ありがとうございます。答えさせていただきます」「これは『anan』です」と見事正解する。
黒柳さん本人から明かされた由来とは
黒柳さんは拍手をし、由来について「表紙のところにパンダの絵が描いてあるでしょ? あれなぜあそこにパンダの絵が描いてあるかっていうと、私がイギリスに『チチ』っていうパンダを見に行ったときに、ロシアから『アンアン』っていうのが、結婚しに来てたんですけど」とし、「その話を日本にしに帰ってきたら、ちょうど『anan』が本を出す時で」と名付け親であることを告白した。
伊沢さんは、「そのお話が結構黒柳さんの有名なお話であるにもかかわらず、色んなところで省略して書かれちゃってるから、イギリスのお話とかなくなっちゃったりしてるんですよね」とコメントし、「こうやって生で聞けるというのはクイズにとって1番大事な...、1番有力なソースなので。そこが1番面白いので、今こうやって生で聞けて本当に良かったです。ありがとうございます」とお礼を述べた。
「anan」では、創刊50周年の20年3月に黒柳さんのインタビューを掲載するなど、ゆかりのある人物として良い関係を築いているようだ。誌名の由来に、視聴者からは「えっ! 雑誌『an・an』って黒柳徹子さんが名付けたのー!?」「『an・an』ってパンダの名前からきてたのかw しかも黒柳徹子さんが名付け親」「『an・an』の名付け親が黒柳徹子で、イギリスでパンダ見たときに決めたのか」「『an・an』がロシアのパンダの名前なのはクイズで知ったけど、その名付け親が黒柳徹子でイギリスの動物園で見たパンダからとった話はガチ目に知らんかった」などと話題を呼んでいる。