菅首相「明かりは見え始めています」発言に止まない批判 世論との乖離浮き彫りに

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「全く見えないトンネル内だよ」「酔ってるのかな??」

   ただ、「明かりが見え始めている」発言の納得度はきわめて低く、ツイッターには

「全く見えないトンネル内だよ」「酔ってるのかな??」「幻覚が見えてるってこと?蜃気楼か...?」

といった声があふれた。

   翌8月26日午前の参院厚労委員会でも、野党からは発言を疑問視する声が相次いだ。

「私は数字を見ている限り、まったく明かりがはっきり見え始めている状況だとは思えない。重症者は連日、最多を更新している。各都道府県で新規感染者も拡大している」(立憲・田島麻衣子参院議員)
「総理には見えているのかもしれないが、国民には見えていないと思う。示すべき明かりとして最も求められているのは、今在宅で死の恐怖と戦いながら入院できないでいる方たちにとってこそ、明かりを示すべき。総理はそういうメッセージを発するべき」(共産・倉林明子参院議員)

   国民民主党の玉木雄一郎代表は同日午前の記者会見で、

「毎回プラスのメッセージとマイナスのメッセージを混在したメッセージを伝えるので、『緊急事態宣言だからしっかり自粛しなきゃいけないんだ』と思わせるよりも、『明かりが見えてるんだったら、もう別に何もしなくても自然体でその明かりに近づいていくだろう』というふうに受け取ってしまう人もいると思う。方向の異なるメッセージを出し続けていることが、効果が出ない一番の理由だと思う」

などと指摘し、記者会見の発言自体が感染収束のさまたげになっているとの見方を示した。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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