YouTuberのヒカキンさんが、新型コロナウイルスの医療支援として1000万円を寄付し、ネット上で称賛の声が上がっている。
「ファンのみなさんの思いが乗ったお金です」
ヒカキンさんは2021年8月24日、「チャンネル登録者数1000万人いっても祝うことはやめました」と題した動画で支援を報告した。
チャンネル登録者1000万人を目前に控えているヒカキンさん。「一生に1回あるかないかのイベント」に向けて、1本に1000万円投じた動画の公開を構想していた。
登録者900万人突破を報告する4月7日の動画でも、「あえて今抑えて、1000万の時に2倍爆発させたいと思います」と話し、「そん時はもう...盛大にやりたいっすね!」としながら予算900円のコンビニ商品で打ち上げをしていた。
ヒカキンさんはそうした思いを抱いていたが、考えを改めた。企画の予算を医療支援に使うと決め、非営利団体「Yahoo!基金」のプロジェクト「新型コロナウイルス医療崩壊を防ぐための支援」へ1000万円を寄付した。
今回の決断については、
「日本でコロナが流行しはじめてから、もう1年半以上、医療従事者の皆さんはこの終わりの見えないなか、ずっと戦い続けてくださっています」
「ちょうどこのタイミングでチャンネル登録者数1000万人を迎えるっていうのは、運命かなと思いました」
と説明する。「僕の収入はいつも動画を見てくださっているファンのみなさんがいてこそのお金です。そういう意味では今回のこの1000万円はみなさんの思いが乗ったお金です」と視聴者への感謝も付け加えた。
生配信企画も発表
1000万円を投じた動画は取りやめたものの、記念すべき瞬間に共に喜びを分かち合うことがファンへの恩返しにもなるとして、生配信をすると発表した。
登録者995万人から1000万人突破まで、ヒカキンさんがチャンネル登録を促進するフレーズを歌い続けるという。26日昼時点の登録者数は983万人となっている。
動画のコメント欄には、
「どこまで聖人なんだよ...」
「医療従事者の1人として涙がこぼれました」
「本当に...優しい人なんだな」
と、称賛するような声が上がっている。