東京パラリンピックの開会式が2021年8月24日、新国立競技場(東京・新宿)で始まった。
式の冒頭で披露されたのは、「空港」をテーマにした演出だ。「パラ・エアポート」を舞台に、そこで働く人たちに扮したパフォーマーが、風を起こすといったテーマのもと、ダンスやロープを使った演技などを披露した。
テーマは「WE HAVE WINGS」
空港を舞台にした演出にあわせてか、選手の入場前には、会場に滑走路をイメージしたライトアップが出た。そのうえで画面には、
「すべてのお客様にご案内します。まもなく、アスリートという名のさまざまな飛行機が、この空港に到着します。これらの飛行機は、勇気と希望、助け合いの精神があふれる未来へ導いてくれる飛行機です」
といったアナウンスも表示された。会場を滑走路、選手をそこに到着する飛行機に見立てた演出のようだ。
各メディアの報道によれば、パラリンピック開会式のテーマは「WE HAVE WINGS」。「勇気を出して翼を広げることで、思わぬ場所に到達できる」といった意味が込められているという。
空港、風、翼といったテーマに基づいたこの演出について、ツイッターでは式の途中から、
「パラ開会式の演出、ストーリー、一貫性があるし何より視覚でも聴覚でも楽しい気分になれるのがとてもいい」
「パラの開会式のコンセプト良いね」
「開会式、見ててすごく楽しい。ワクワクする」
といった好評な意見が。そのほか、五輪の開会式と比較する形で、「オリンピックより全然良いな...一貫性があって...おしゃれで...」「五輪よりパラの開会式の方がテーマにまとまりがある気が」といった感想が出ている。