コロナワクチン集団接種のため「全店休業」 スーパーのチラシに反響、決断の理由を社長に聞く

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「副反応が重くなると不安の声が出ていたので、休みにした」

   スーパーが集団接種のために休業日を設けたことについて、市の市民生活課は、こう話した。

「チラシで休業をお知らせするというのは珍しく、このスーパーしか聞いていません。2回目の接種の方が、副反応が出やすいところがあることも関係があるかもしれませんね。他の企業が休業日を設けているかどうかは分かりません」

   なお、優先接種リストには、保育園の保育士や小中学校の教員なども含まれていたが、ワクチンの供給が足りなくてできなかったという。ただ、9月からの通常接種で、一般の人より先行して予約できるようにしたとしている。

   佐渡市内で4店舗を展開しているフレッシュマツヤの金子正博社長(50)は8月24日、全店休業日を設けた理由について取材にこう説明した。

「希望者全員にワクチンを接種してもらい、土曜日と日曜日にそれぞれ半数ずつ受けてもらいました。2回目の接種は、副反応が重くなると不安の声が出ていましたので、接種翌日の人と接種の人が重なる日曜日は休みにしようとなりました。結果として、接種後に熱が出た人が結構いましたので、休みにしてよかったと思います。日曜日は、8月で一番売り上げが上がる日なのできつかったですが、零細企業のため少ない人数でやりくりしており仕方がありませんね」

   チラシにお知らせを出した理由については、「お客様が接種のことを知らないのは失礼だと考えたからです。何人かのお客様からは『偉いね』とほめていただきました」と話す。月曜日は、従業員の数が少なくなったが、「お盆の時期が終わっていましたので、何とかなりました」と明かした。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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