沖縄のプロ球団・琉球ブルーオーシャンズは2021年8月22日、繁華街へ外出するなど規律を破ったコーチや選手がいたとして、「皆様にご迷惑をお掛けいたしましたこと心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。内部調査で発覚した。
同球団は、22日までに15人の新型コロナウイルス感染者が出ている。
九州遠征で発覚
琉球ブルーオーシャンズは、2019年設立の沖縄発のプロ野球球団。運営はスポーツマネジメントを手がける「BASE」(東京都千代田区)、GM兼監督は千葉ロッテなどで活躍した清水直行氏が務める。
発表によれば、違反行為は九州遠征で起きたという。規律では、①8時以降の店内飲食や酒類を提供しているお店の利用禁止②繁華街への外出禁止③不要不急の外出は控える④会食の際は4人まで――などを定めている。
8月15日に選手一人が体調不良を訴え、監督、コーチ、選手、スタッフがPCR検査をしたところ、22日までに15人が陽性だった。
球団は、九州遠征に向かった全員に11日以降の行動履歴を報告するよう求めると、次の規律違反が見つかった(以下、1~3は発表より)。
1.8月11日
コーチ1名(陽性)、選手1名(陽性)、他3名(不明)で20時以降に酒類の提供及び接待を伴う店で0時前後まで4名以上で飲酒。
2.8月12日
コーチ1名(陽性)、選手1名(陰性)、他1名(不明)で20時以降に酒類の提供伴う店で0時前後まで飲酒。
3.8月12日
コーチ1名(陰性)、他5名(不明)で20時以降に店内営業をしている店で4名以上で0時前後まで食事。