ネクタイのほつれた糸は「絶対に切っちゃダメ」 裁縫のプロが注意喚起、一体なぜ?

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大事なネクタイを長持ちさせるコツ

   笏本さんによれば、ネクタイを長持ちさせるコツは連続使用を避けることだという。一度使ったものは少し休ませてから使うのがおすすめだとアドバイスする。

   さらにネクタイの細かな傷などが気になった際には、歯ブラシなどでのブラッシングを勧める。

「これは私たち職人も実践する方法なのですが、一般的にネクタイはデリケートな素材であるシルクを使用することが多く、キズが気になることがあります。そんな時は、柔らかめの歯ブラシなどでブラッシングをしてあげるとキズや毛羽立ちが見えにくくることがあります。特別な道具は必要ありません。気になる方は実践してみてください」

   最後に笏本さんは、男女問わずネクタイを贈ってほしいと述べる。インターネット上では、女性にネクタイを贈ることに抵抗感を示す書き込みがあるとも漏らす。

「女性にネクタイをプレゼントしようとした際にネット検索をすると、束縛とか首ったけといったようなネガティブな印象で書かれることがあります」

   しかし、「大切な人にネクタイをご検討なら、自信を持って選んで差し上げてください」と訴える。

「もともと戦地に向かう男性の無事を祈って、女性から贈られたスカーフが始まりだと言われています。当時はいわゆるお守りのようなものでした。そこにあったのは大切な人を想う気持ちです」

   大切な人を思う気持ちは今も昔も変わらないため、前向きに選んでほしいと述べた。

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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