「デ・ジ・キャラット」令和になぜアニメ化? 15年ぶり新作の舞台裏、ブシロード木谷会長に聞く

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キャラ設定もイラストも社内からの手作り感

   木谷さんは1994年に株式会社ブロッコリーを創業し、デ・ジ・キャラットにもブロッコリー時代から関わってきた。1996年にはブロッコリーの小売店舗としてゲーム等のグッズショップのゲーマーズが開店、その2年後にゲーマーズのマスコットとして生まれたのがデ・ジ・キャラットだった。当時木谷さんはブロッコリー社長として関わっている。

「最初でじこはゲーマーズのマスコットキャラクターを作りたいというブロッコリー社員のアイデアで生まれたものでした。当時こういう専門店のマスコットキャラクターを作ることがブームで、僕としてはヒットするかどうかはわからないけどとやってみようかという感覚で始めてみた。現場でアイデアを出すままに任せてみて、オタク受けしそうなネコミミ・メイド服・鈴などを取り入れて、でじこのあのデザインになったわけです」

   でじこの年齢は10歳で、ウサミミキャラのうさだの年齢は14歳。これは木谷さんが決めたそうだ。「10歳は限りなく成人の女性に近い女の子で、14歳は限りなく女の子に近い女性かなという感覚で決めました」と話す。目からビームが出る・語尾の「にょ」などの特徴的な属性も当時関わったスタッフにより付与されていった。

「キャラクター作りから始まって世界観を広げていった初めてのコンテンツと当時から言われましたね。『記号化』と言われますが、いろいろな属性をミックスしてキャラクターに与えていく、このやり方が目新しくて、ファンにも新鮮に映ったと思います」

   こげどんぼ*さんとの縁がきっかけでデ・ジ・キャラットが生まれたこともよかったと振り返る。

「当時ブロッコリーの同人誌即売会にこげどんぼ*さんが出展していて、こげどんぼさんのイラストが目に留まって覚えていたんですよ。その後縁あってうち(ブロッコリー)のスタッフとして店の宣伝イラストを描いてもらうようになり、デ・ジ・キャラットのイラストもお願いして、以来ずっと描いてもらっています。当時としても新しめの画風でしたが、時代が変わってもアレンジして可愛い絵を描き続けてくれるのがいいですね」
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