「デ・ジ・キャラット」令和になぜアニメ化? 15年ぶり新作の舞台裏、ブシロード木谷会長に聞く

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20周年イベントがきっかけ「蓄積があるものをさらに盛り上げたい」

   「デ・ジ・キャラット」は確かに長寿コンテンツではあるが、ブームを起こした2000年前後とはオタクカルチャーの様相も変わり、本作のことをほとんど知らない若いネットユーザーも増えている。

   しかしデ・ジ・キャラットが選ばれた理由はまさにその歴史の長さにあった。木谷さんは7月12日、J-CASTニュースの取材にこう話す。

「10年・20年と続くコンテンツは世の中にそうたくさん生まれるものではありません。でもデ・ジ・キャラットは今やそのような長寿コンテンツのひとつです。既に20年以上続いている。今からこれと同じくらいヒットするコンテンツを作ろうとすれば、前準備だけで2~3年はかかります。弊社でこの業界をまた盛り上げたいと考えた時、そうやって新しいものをゼロから企画するよりはすでに10年・20年の蓄積があるものをさらに盛り上げた方が現実的だろうと考えました。
きっかけもありまして、2019年に20周年記念として初代のキャストの方々が再集結して出演したイベントがありました。これをきっかけに、アニメイト(現在のゲーマーズの親会社)やブロッコリーなど関係する企業に話を持ち掛けてまた新しいことをやれないか、となったんです」

   アニメ制作決定は15年ぶりとなるが、この間に赤い瞳の「2代目でじこ」が2007年に登場、デザインがリニューアルされたかと思いきや15周年の2013年には初代でじこがデ・ジ・キャラット星から「帰還」、引き続き初代でじこがマンガやイラストで活躍する――というストーリー展開が続いていた 。

「デ・ジ・キャラットはこれまでもグッズを展開してきたし、今でもこげどんぼ*さんがイラストを描き下ろしてくれています。さらに今回、ショートアニメで制作することになったので、新プロジェクトといってもあまり気張らずに着手できるのもこのコンテンツの強みです」
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