タレントのベッキーさん(37)が2021年8月20日、23年間所属していた芸能事務所サンミュージックを同月末で退社すると発表した。
ベッキーさんはツイッターとインスタグラムで退社にあたってのメッセージを発表。「私が今までたくさん素敵なお仕事できたのも、声をかけてくれた相澤会長をはじめ、サンミュージックの皆様のおかげです。心から感謝しております」と感謝しつつ、「9月からは、業務提携という形でサンミュージックさんにはサポートして頂きながら、マネージメント部分は、もともと私のマネージャーさんだった方が作った会社でサポートして頂きます」と明かしている。
発表に対しては「ベッキーさん、新しいスタート、頑張ってくださいね」といった声が続々と寄せられているが、その一方で「えーーーー 大丈夫でしょうか?」といった声も上がるなど、ベッキーさんの退社に驚く声は多い。確かに、業務提携という関係は残るとはいえ、退社は大きな環境の変化である。となれば、ベッキーさんの今後を心配する声が出てくるのは当然のことと言えよう。
本人のインスタグラムに「新機軸」が芽生え始めている!?
だが、今回のベッキーさんの退社は、少なくとも本人にとってマイナスになる要素はないのではないだろうか。
というのも、まず、円満退社である点はもちろん、各メディアの報道によると、ベッキーさんは2021年の春に第2子を出産していると報じられており、妊娠中は抑制してきたであろう芸能活動を活発化させるには絶好のチャンスという考え方もできるからだ。これまでのタレント活動に加え、最近のインスタグラムからは新たな機軸が芽生え始めていると見ることもできる。
今回ベッキーさんが退社を発表したインスタグラムを見てみると、2020年までの投稿は本人の姿を写した写真がメインとなっている一方、2021年に入ってからはその日の食材や、ふと目にした風景といった「スローライフ」的なコンセプトとも考えられる写真がメインになっていることに気付く。
4月14日に投稿された壺の写真から始まる複数枚の写真を見てみると、その壺の正体が自家製味噌を保存するためのものであることが分かるほか、ベッキーさんが味噌作りをした際の写真もアップされているのが分かる。
さらに、その翌15日は散歩の際に見かけたつつじの写真をアップ。また、5月13日には上記の味噌が完成したとして、その味について「同じ材料なのに、過ごした場所や、人や、流れる空気が違うだけで、こんなにも風味が違うだなんて、おどろきました」と、その感想を述べている。同月22日には「昨日は、どこからかウグイスがやってきて、一日中歌声を聴かせてくれて幸せでした。今朝もその子の声で目が覚めました」と爽やかな朝を迎えたようだ。
これら以外にも、ベッキーさんのインスタグラムには瓶に生けた花の写真をアップしつつ、「自然なもの、自然なチカラを愛する方々には喜んでもらえる気がします。わくわく」といった、やはり、スローライフ的な投稿が目立つ。これらの投稿からは、ベッキーさんが今後、スローライフをテーマとした情報発信をしていく兆候が見ては取れないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)