日本ハムから無償トレードで巨人入りした中田翔選手に対し、元プロ野球選手で野球解説者の里崎智也さんがYouTubeで自論を展開した。
「周りが見ながらそれを黙認してたわけですよね」
里崎さんは2021年8月20日、「【中田翔がトレード】『巨人は結果出さずに一軍に入れるほど甘い組織ではない』今後の中田の起用について里崎が語る!」と題した動画をユーチューブに投稿した。
里崎さんは、今回のトレードについて日本ハム、中田選手ともに「非常にポジティブ」と評価した。
「僕自身もそうですけれども、ずっとね、同じ球団にいて、実績も残して、どんどんベテランになっていくと(中略)ずっと一緒にいたら慣れてきたりとか、なあなあになったりとか、そういったところがある。ちょっとこう精神的にもメンタル的にも、環境的にも緩くなっていくっていうところがあったのかもしれない」
中田選手は日本ハムで暴行問題を起こし、1、2軍全試合出場停止処分を受けていた。さらにはチームの円陣で人種差別的な発言があったことが発覚し、中田選手、球団ともに世間の風当たりが強まっている。
里崎さんは、
「本人だけじゃなくて、やっぱり日本ハムというチームの責任も結構大きかったと思う。あの事件が起きてから、他に、動画?ツイッター?いま話題になっていますけど、いろんな問題が出てくる中で、そういうのを、周りが見ながらそれを黙認してたわけですよね」
と問題提起する。