右後ろのボディがつぶれ、リアウインドウの窓ガラスがすべて壊れた教習車が一般道を走っていたと、ツイッターで写真が投稿されて話題になっている。
へこんだ部分は、白いボディに赤で記された「路上教習車」の文字が無残につぶれ、右後ろのタイヤがむき出しになっている。
「事故でガラスが割れているので、相当な衝撃」
この写真は、「やす吉。」(@doggy7aka)さんが2021年8月18日、ツイッターで投稿した。
教習車は、本田技研工業が1972年に設立したレインボーモータースクールの和光校(埼玉県和光市)のもので、ボディの後ろにスクールのロゴが入っている。
この投稿は注目を集めて、6000件以上もリツイートされている。
「ボコボコ」の状態で教習車が走っているとして、「さすがに事故直後やろ」「路上教習でこんな事故ることある?」「今教習中だけど怖くなった......」といった感想が漏れていた。
やす吉さんは21年8月19日、前日の12時35分ごろに写真を撮ったとJ-CASTニュースの取材に答えた。
正午前後に、東京都板橋区内の首都高・高島平出口近くの2車線ある一般道で、この教習車を巻き込んだ事故があったのではないかという。やす吉さんが首都高を降りたところで、現場らしき場所に2トントラックがレッカー待ちしている様子だった。トラックは、左側のドアの窓が割れており、一般道を走っていて教習車に追突したとみられるとした。
警察が現場検証をしており、教習車は事故処理が終わって、5分ほど先のところにあるスクールに自走して帰るところだったのではないかという。やす吉さんは、「事故でガラスが割れているので、相当な衝撃があったのではないでしょうか」と話した。
右側に急カーブするところで後ろから追突される
レインボーモータースクールの担当者は19日、取材に対し、教習生がスクールの車で一般道を走っていて、後ろから追突される事故が起きたと答えた。
現場は、高速を出て一般道に合流するところで、右側に急カーブしており、見通しが悪くて事故も多い場所だそうだ。
「教習車が減速したときにぶつかったと聞いています。事故原因については、スピードオーバーなのかわき見運転なのか定かではないですが、偶発的なもので、あおり運転ではないと思います。保険会社とやり取りをしていますので、詳しいことは言えません。ケガは特に聞いておらず、教習生の方は、その後もスクールに通い続けられています」
事故後に、教習生にはスクールから迎えに行って、帰ってきてもらったという。事故に巻き込まれた教習車は、運転できる状態だったため、スタッフが車に乗ってスクールに戻るところだったとしている。
スクールによると、教習車がゆっくり走っていると、後ろから接近し過ぎてくる車も一部で見受けられるという。しかし、あおり運転については、最近では聞いていないとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)