2021年8月18日に放送された「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)に出演したモデルでタレントの山之内すずさん(19)に対し、ネット上で驚きが広がっている。
この日、山之内さんは占い師の鑑定を受け、自らの家庭環境について「ものすごく良くなくて」「母子家庭で母と暮らしていたんですけど、母がうつだったり精神病を抱えてて、お兄ちゃんも抱えてて」と打ち明けた。
「家族はすず以外、もう、『なんてこった』っていう状態」
山之内さんはそのほか、「ちょっとおばあちゃんも不安定で。家族はすず以外、もう、『なんてこった』っていう状態」とも公表。さらに、これらの状況から「すずが元気だとみんな元気になれるっていうプレッシャー」「金銭的にもすずがバイトして家族を支えてメンタルのケアもして。家族に支えてもらうっていうよりも家族を支える側だから、ずっと」と家族の面倒を見る毎日だったと明かした。
しかし、山之内さんは、ここ一年ほどで「すごく明るくなったなと思う」と自己分析しており、その理由を「自分のために生きるってことを少しずつ覚えては来ている」と話している。
視聴者からは「明るくて元気いっぱいに見える子に、あんな大変な生い立ちがあったなんて」「ヤングケアラーだったのか...」といった声が上がっている。
「ヤングケアラー」とは、近年社会問題として取り上げられることが多くなった存在だ。
厚生労働省のウェブサイトによれば、法令上の定義はないとしつつ、「一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています」と説明している。
例として「家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている」「障害や病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている」や「家計を支えるために労働をして、障害や病気のある家族を助けている」などを挙げている。山内さんに当てはまるかは定かではない。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)