大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は2021年8月18日(現地時間)のタイガース戦に出場。打っては40号ホームランを放ち、投げては8回1失点で8勝目を挙げた。
敵地・デトロイトで行われた試合だったものの、大谷選手が40号を打った際は、球場全体が興奮状態に。米スポーツ専門局の評論家も「この大歓声を聞いてほしい。すごすぎる」と驚きを隠せなかった。
悲鳴に近い絶叫も
大谷選手は今シーズン18度目の先発登板。3回までは毎回ランナーを出すも、三振や併殺などでテンポよくアウトを獲得。5回には7番カストロにソロホームランを打たれたが、最終的には8回90球を投げ、1失点8奪三振とほぼ完璧な投球を見せた。
一方、打者では1番で出場。3打席目までノーヒットだったものの、8回の第4打席でライトスタンドに飛び込む40号ソロを放った。自身の援護も効き、チームは3-1で勝利。大谷選手は8勝目を挙げた。
40本は今季のメジャーで一番乗り。これまでレジー・ジャクソン(1982年)と並んでいた左打者のシーズン球団本塁打記録も、単独1位へと躍り出た。
大谷選手の異次元の活躍を象徴しているのが、タイガースの本拠地コメリカ・パークに詰めかけた観客の反応だ。MLB公式ツイッターが投稿した40号の動画では、大谷選手がホームランを放った瞬間、スタンドから割れんばかりの拍手、歓声、悲鳴に近い女性の絶叫などが聞こえてくる。
この敵地での反響に、MLB公式サイトのレット・ボリンジャー記者は「タイガースファンでさえ彼に声援を送っている」とツイート。FOXスポーツ評論家のベン・バーランダー氏も「デトロイトで大谷に向けられたこの大歓声を聞いてほしい。すごすぎる」と投稿するなど、驚きを隠せなかったようだ。
Tonight's starting pitcher Shohei Ohtani has 40 HR this season. pic.twitter.com/q4kGGVwEHW
— MLB (@MLB) August 19, 2021