「炎上騒動」から「ファン交流」まで きゃりーぱみゅぱみゅ波瀾万丈のSNSを振り返る

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むしろ、その実態は「ファンとのコミュニケーション」

   その一方で、きゃりーさんの投稿には、多少の炎上は覚悟していたのではないかと思わせるものがあったのも事実。2016年4月11日、きゃりーさんは「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音さんらと写る写真をツイッターとインスタグラムにアップした。

   当時、川谷さんといえば、タレントのベッキーさんとの不倫問題で大炎上して間もなかった身であり、このため、きゃりーさんのアンチからは当該の写真のアップは不快であるとする声が集まるなどしてしまった。ただ、この後もきゃりーさんは複数回、川谷さんと写る写真をアップしており、それを考えると、自らの交友関係には何ら問題はないと判断してのツイートだったのではないだろうか。

   これら、その都度「可燃性が高い」投稿が注目されてきたきゃりーさんのSNSだが、もちろん、それだけがきゃりーさんの情報発信ではない。それどころか、むしろ、その実態は「ファンとのコミュニケーション」であることの方が圧倒的に多いのだ。

   2014年11月10日の13時台、きゃりーさんは「周りのみんなが嬉しい事言ってくれてる泣く」「リプもたくさん読んでるよ嬉しい」と相次いでツイート。この前日に東京・代々木第一体育館で開かれたコンサートのトーク中、きゃりーさんは当時自身について報じられていた交際報道について、事実と異なる点があるとして号泣した。「最近、嫌なことが続き、芸能界は汚い世界だな、辞めたいなと思ったりもしました」と明かすも、最終的には「これからも夢のあるファンタジーを作り続けていきたい」と芸能活動の続行を宣言したのだった。

   ファンからはきゃりーさんへの励ましの言葉が殺到。その結果、前出の「周りのみんなが嬉しい事言ってくれてる泣く」といったツイートが飛び出したわけである。その後、きゃりーさんは芸能活動を休止することなく継続。コンサートで号泣するという尋常ではない状況に追い込まれるも、その後も問題なく活動を続けられているのは、やはり、自らのツイートに対して送られるファンの声援という支えがあるからだろう。そう考えると、きゃりーさんがデビュー10周年を迎えられたことの必須条件として、SNSに集まるファンからの声援は間違いなく挙げられるのである。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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