カシメロ「次はドネア、最後にイノウエだ」
金平会長は勝者となったカシメロに関しては「テクニックの稚拙さが改めて浮き彫りになった」と指摘し、「ちょっと相手に動かれると何もできない。スピードがあるわけでもないし、テクニックがあるわけでもない。新しい側面を見せたわけでもない。フラストレーションがたまる試合をやって本人も確実に勝ったと思っていないはず。この試合で何がわかったかといえば、井上(尚弥)選手が飛び抜けているという事実です」と持論を述べた。
カシメロはリングインタビューで今後の展開について「リゴンドーは終わり。次はドネア、最後にイノウエだ」と吠えながら中指を立てた。
カシメロをプロモートするMPプロモーションのショーン・ギボンズ氏は地元フィリピンメディアのインタビューで次戦について言及。「私たちはドネアと彼のすべてのファンを黙らせたい」と語り、WBC同級王者で同胞のノニト・ドネア(フィリピン)を次戦の対戦候補に挙げた。
当初カシメロはドネアと統一戦を予定していたが、カシメロ陣営がドネア夫人を中傷するようなコメントを発したことなどからドネア陣営が試合をキャンセル。ドネアに代わりリゴンドーに白羽の矢が立った。