夏の甲子園・第5日は2021年8月17日、1回戦で大阪桐蔭(大阪)が東海大菅生(西東京)に、8回途中7-4の降雨コールドゲームで勝利した。
大雨でグラウンドコンディションが悪い中行われたこの試合に、インターネット上では選手の気持ちを慮るような声が上がっている。
「野球の試合をやる天気では無い」
第103回全国高等学校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は初日9日から台風接近によって順延でスタートした。
さらに12、13、14日と天候不良で中止。17日も第2試合以降が雨天順延となり、決勝予定日は28日にずれ込んだ。なお31日以降、同球場ではセ・リーグ公式戦が予定されている。
17日に唯一行われた大阪桐蔭-東海大菅生戦は試合の途中から徐々に雨脚が強くなっていった。ピッチャーが投球時に足を滑らす場面も見られ、グラウンドの状態の悪さにツイッターで「田んぼで野球してる感じ」と揶揄するような声も上がった。
そして土砂降りで迎えた8回表1死一塁。打席に立った東海大菅生の選手がスイングすると手を滑らせ、バットを一塁側ベンチ近くまで大きく飛ばしてしまう。続く1球をショート前に転がすと、水溜まりで止まり内野安打。1死一、二塁となった。
すると悪天候を受けて審判が協議し、試合は中断。そのまま再開されることはなく、8回途中で降雨コールドゲーム、大阪桐蔭が7-4で勝利し、2回戦進出を決めた。東海大菅生は無念の幕切れとなった。
大雨で行われた試合にツイッターでは、
「危ないし可哀想だよ...」
「これはちょっと野球の試合をやる天気では無い」
「余りにも選手達が可哀想すぎるよ」
といった反応が寄せられている。
また元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏も試合直後にツイッターで、「天気予報の技術があるんやから順延にすればいいだけやろ」「コールド負けした選手たちの心の傷をもっと考えろ!」などと投稿している。