東京オリンピックの女子ボクシングをめぐり、「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね」などと発言した野球解説者の張本勲さん(81)が、2021年8月15日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)で謝罪した。
問題視された張本さんの発言は、8日放送の同番組で出たもの。日本ボクシング連盟がTBSに抗議するなど、大きな波紋を広げた一連の騒動をめぐり、ネット上では本人の「後任」を勝手に予想する動きが広がる事態となっている。
「何はともあれ張本はチェンジで」
15日の番組では、まずフリーアナウンサーの唐橋ユミさん(46)が番組としての謝罪コメントを読み上げ、それに続く形で、リモート出演していた張本さんが謝罪。しかし、本人のコメントは「今回は言い方を間違えて反省してます。以後、気を付けます」といった実に簡素なものであり、その時間は約5秒間と非常に短かった。
このため、視聴者からは「『申し訳ありません』の一言もなく『反省してます』が謝罪になる新しい発案。これで謝罪になるなら何でもいけちゃう」といった批判の声が続々と上がるなどしたが、その声に交じって、「何はともあれ張本はチェンジで」としつつ、その後任として誰が適切かを予想する声が上がっているのだ。
あるツイッターアカウントは「張本は時代遅れの野球理論振りかざすだけのクソだから...中畑清あたりと交代させた方がコーナーも楽しくなるぞ」と、元DeNA監督の中畑清さん(67)が適任であるとツイート。また、別のアカウントは「【張本勲 後任予想】◎落合博満(おやびんキャラ)◯古田敦也(次世代おやびん)△ 川藤幸三(おやびんキャラ)▲ 達川光男(ハリーキャラ)」と、強弱をつけて予想を行っている。
「男・山根」こそが適任!?
また、これら野球関係者のほかで上がっている名前で多いのが、日本ボクシング連盟前会長の山根明さん(81)だ。今回の張本さんの発言に対して抗議を行った日本ボクシング連盟の名前を聞いた視聴者の中に、「男・山根」のキャッチコピーで知られる山根さんが頭に浮かんだ者が多かったということだろう。
このためか、ネット上には「男・山根明前ボクシング連盟会長にも張本氏に喝を入れてもらいたい」とする声が上がっているほどである。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)