「リアル精神と時の部屋」テレワーク個室が話題 使えるのは「追い込まれた」人...社長が明かす狙い

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目指したのは「雨でも嵐でも行きたい」スペース

   話題となったプレスリリースは荒木さん本人が執筆を手掛けた。

「自分は文字書かないと死んでしまうタイプの人種なんですが、最近仕事がハードでなかなかじっくりと文字を書くようなことができず。
プレスリリースは普段は機械的に書くんですが、今回は文字を書ける喜びとストレス発散で好きに書いたので。もう誰かに怒られても良いかなって。
深く考えずに20分ぐらいで書いたので、疾走感ありますよね」

   このプランを打ち出した背景には、新型コロナウイルス感染拡大の影響をあげる。同社によれば、テレワークやオンライン会議の注目が高まり、オンライン会議やウェブ面接を目的とした個人の1時間利用の需要が高まっているという。一方でこうしたプランの相場は1時間当たり1100円ほどで、長時間利用には向いていない。そこで、同社が展開するワークスペースのシェアリングサービス「テレスペ」の中で、資料作成などの「締切に追い込まれた」人向けの低価格のプランを打ち出した。

   さらに荒木さんは取材に対し、「自分が在宅ワークで追い込まれてまして、欲しいものをつくった」と述べる。

「利用データを見たら、雨の日とか暑い日って使われてなかったんですね。だから、ディズニーランドみたいにもっともっと雨でも嵐でも行きたい!!ってめちゃくちゃ喜んでもらわなきゃダメだって思って。
あすはテレスペの日だから助かった!!とか、今日はもう寝てしまって、明日はテレスペで取り戻そうとか、明日はテレスペだ!!やっほー!!みたいな。
となると精神と時の部屋一択じゃないですか」

   「精神の時の部屋」とは、マンガ「ドラゴンボール」に登場する修練部屋。SNS上で話題になった際にも「リアル精神と時の部屋!」といった声が寄せられていたが、実は荒木さん自身も「ドラゴンボール」のファンだそうだ。

「『精神と時の部屋』はもちろん意識しておりまして、サービス名の『テレスペ』を捨てる覚悟で商標検索したらもう取られてました。しばらく『テレスペ』でいきます」
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