サイバーエージェント(東京都渋谷区)の藤田晋社長が2021年8月14日に所有馬「デュガ」で馬主としての初陣を迎える。インターネット上で話題を呼んでいるのが、鞍上・武豊騎手が着用する勝負服。そのデザインが、大ヒット中のソーシャルゲーム「ウマ娘」に登場する服を想起させるというのだ。
ところが、これについてJ-CASTニュースが13日、藤田社長にコメントを求めたところ「関連性は一切ない」としている。
「初陣は、怪我なく前向きに走ってくれれば」
勝負服は中央競馬(JRA)では馬主によって決められる。JRA公式サイトによると規定の色および模様から組み合わせ、1つの服色について胴と袖・地色と模様に1色ずつの最大4色まで使用できる。
藤田社長の所有馬の勝負服は、大手競馬情報サイト・netkeibaのツイッター投稿をきっかけに注目を集めている。
12日と2日のツイートによると、勝負服は「海老、袖白二本輪」という組み合わせとなったという。伊勢海老のような赤色で両袖に白い横線が2本ずつ入っている。なお藤田社長が経営するサイバーエージェントのコーポレートカラーは緑だ。
ツイッター上では一部ユーザーから勝負服の配色について由来を探るような声があがっている。なかでも、実在の競走馬をキャラクター化したゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」に登場する学校「トレセン学園」のジャージに似ているのではないかとして、
「トレセン学園のジャージがモチーフなのかな」
「ウマ娘のジャージに似てるー」
「マジでウマ娘のジャージにしか見えねぇw」
といった声が多く寄せられていた。「ウマ娘」を手掛けているのがサイバーエージェント子会社のCygamesであることもあって関連付けられたとみられる。
真相について藤田社長は13日、J-CASTニュースの取材に対し、サイバーエージェント広報を通じて、
「勝負服は規定内でデザインしたもので、『ウマ娘』との関連性は一切なく、投稿を見たときには吹き出しました。
初陣は、怪我なく前向きに走ってくれればと思います」
とコメントした。