新型コロナウイルスに感染した元SKE48で女優の松井玲奈さんが、感染時の症状や自宅療養中の心境について涙ながらに明かした。2021年8月11日、自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画でのことだ。
想像していたより大変な自宅療養
投稿された動画のタイトルは、「新型コロナウイルスに感染し感じた事」。概要欄には、
「言葉たらずな部分があるかもしれませんが、感じた事を自分なりに言葉にしてみました。感染拡大が1日も早く収まり、元の生活が戻ってくる事を願います」
とのメッセージがあった。
この動画の中で松井さんは、「新型コロナウイルスに感染し、自宅療養をしていました。陽性になりましたっていう発表がされていて、仕事関係者の皆様にご迷惑をかけてしまったり、ファンの方にご心配をかけてしまいました」と報告。感染後の療養が「自分が想像していたより遥かに大変だった」と振り返った。
松井さんは仕事上の関係者が感染したことからPCR検査を受け、自身も陽性が発覚。ワクチンは1度接種していたという。検査機関から電話がかかって来た際は「さっと血の気が引く感覚」を味わった、と振り返る。
症状は主に、喉の痛み、倦怠感、食欲不振、38度台後半にもおよぶ発熱。具体的には、
「熱が高かったので、関節がすごい痛くて、寝れなかったです。2時間以内で起きてしまうという生活がまる2日続きました。食事も全く取れなくて...食欲がわかないんですよね」
とも振り返っていた。これまで、大きな病気をしたことのなかったとして、この時が「人生で一番苦しいくらいの数日間を過ごしました」という。
「体力の衰えを感じています」
自分が感染したせいで、仕事の共演者やスタッフなど、多くの人を不安な気持ちにさせてしまったのではないかと、涙ながらに話した松井さん。現在の体調については、
「今は熱も下がって、家の中で日常生活を過ごしていますけど、少し動くだけですぐに疲れてしまう程体力の衰えを感じています」
と明かした。
さらに松井さんは「自分が思っているより感染してしまう危険性は近くまで迫ってきているということを、皆さんに知って欲しくて、この動画を撮っています」と説明し、
「今感染者が増えている中で『絶対に大丈夫』なんてことは無い」
と視聴者に訴えた。
松井さんは動画公開の翌12日夜のツイッターでも「いろんな考え方、受け取り方、切り取り方があると思います。正しく、思いが伝わる事を願います」としていた。