東京五輪の開催めぐり「日本は正しかった」 外交専門誌に寄稿「世界にとって必要な強壮剤」

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国内の感染者数増には言及なし

   ロックダウンについては

「人の移動や交流を制限するロックダウンは、開かれた社会の人々にとっては不自然で不健康なものだ。このような状態が長く続くほど、パンデミックの長期的な経済的・社会的な代償は大きくなる」

とも言及。その上で、

「東京大会は、我々がコロナ後の正常な状態(ノーマル)への道筋を描いていること、そしてその新しい正常な状態(ニューノーマル)が視野に入っていることに、より大きな自信を与えてくれる」

とした。

   東京五輪は、安倍晋三前首相、菅義偉首相が「コロナに打ち勝った証」として開催を掲げてきた。寄稿ではこの点への直接の言及はなかったものの、コロナ後の社会に一定の道筋をつけた点を評価したと言えそうだ。

   感染対策については

「11000人を超える参加者の中で、24人のアスリートを含む276人の陽性者が出ただけで(編注:8月2日時点)、ほぼ成功している」

などと高く評価する一方で、国内の感染者数が急増したことと五輪との関係には言及していない。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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