五輪閉会式、宝塚歌劇団の国歌斉唱に喝采 ファンは「心残り」も?次回開催国フランスとの深い縁

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レビュー・シャンソン・ベルばら...フランスとの切っても切れない縁

   宝塚とフランス・パリの縁はとても深い。戦前にはフランスのレビューをいち早く取り入れ、日本でのレビューのパイオニアとなる。演目の中でシャンソンも輸入され、国内でのシャンソン普及にも貢献した。1974年には池田理代子さんのマンガ「ベルサイユのばら」を上演し大ヒット、以後人気演目として定着する。創立から現代にいたるまでパリを舞台にした、あるいはフランスのエンタメに影響を受けた演目は枚挙にいとまがない。偶然ながら8月2日まで宝塚大劇場で上演され、21日から東京宝塚劇場で上演予定の宙組公演のショー「Délicieux!-甘美なる巴里-」もパリが舞台のショーである。

   「ベルサイユのばら」にちなむシーンが見られるか、あるいは豪華な衣装や羽根をまとってスターが活躍し華やかなショーが展開されるかもしれない、というファンの期待もあったものの、直接パリにちなんだ演出は見られず、中継のNHKでもパリとの縁は伝えられずに出演は終わった。

   国歌斉唱でタカラジェンヌらしく凛としたたたずまいを視聴者と大会関係者に見せられたものの、宝塚が最も得意とするフランス風のステージも見てみたかった、というのもファンの心残りかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 大宮 高史)

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