2021年8月8日に行われた東京五輪の閉会式。注目を集めた演出の1つが、会場に出現した光の粒が集まって作られた「光のオリンピックリング」だ。
ただ、この演出は中継用の映像演出だった。現地にいた記者の報告ツイートによれば、会場は真っ暗なまま。テレビ映像との落差に、ツイッターでは驚きの声が広がっている。
「すげーと思ったのに。。。」
閉会式序盤の中継映像では、花火の演出とともに光の粒が会場を飛び回り、最終的にオリンピックリングを形成した。五輪公式ツイッターの説明によれば、光の粒は「参加したアスリート、そしてこの大会に直接参加できなかった世界中全ての人々の想い」を表しているという。
この演出について、閉会式を現地で取材していた英ガーディアン紙のキーラン・ペンダー氏は式の最中のツイートで、
「TV v reality(テレビ対現実)」
とのコメントを添えて、1枚の写真をアップ。そこには、記者席のテレビ画面に浮かぶ荘厳な光のリングと、何もなく真っ暗な会場の様子が映っていた。
中継映像の演出と現実の様子を対比させたようなこの投稿に、ツイッターでは、
「すげーと思ったのに。。。」
「え、ただのCGだったの??」
「やっぱり現地の皆さんには見えていなかったのか...」
「選手達からしたら『?』だったのかな」
といった声が寄せられている。
TV v reality #Tokyo2020 pic.twitter.com/AI2iEGQwch
— Kieran Pender (@KieranPender) August 8, 2021