Togetter社が解説する「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」<出張版>
ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)を運営しているスタッフがTwitterで話題になった話題を厳選し、考察するコラムの第13回です。今回は「Twitterらしい盛り上がりを見せた東京オリンピックの話題」をお届けします。
開会式の盛り上がりポイントは?
直前まで担当者の解任などが相次ぎ、いい意味でも悪い意味でも注目されていた開会式。ふたを開けてみると、『ドラゴンクエスト』の「序章:ロトのテーマ」などテレビゲームの名曲群を使った入場行進で一気にツイッターのタイムラインが加速しました。
また、約1800ものドローンを制御して空中に立体を描く演出に「こんな緻密な位置合わせどうやってるんだ」といった驚きの声が続出。競技ピクトグラムの人力再現パフォーマンスも国内外から好評を得ています。
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<競技のピクトグラム、大会のエンブレムなどを演出した約1800機のドローンの制御がすごい「GPSだけじゃできない」 - Togetter>
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選手や解説者の意外な一面が話題に
今大会からの新競技であるスケートボードでは、失敗を恐れず高難易度の技に挑戦しお互いを称え合う各国の選手たちの姿はもちろん、男女の「ストリート」で解説を担当したプロスケートボーダー・瀬尻稜さんの「ゴン攻め」「やべ~」など独特な解説も話題に。
ほかにも柔道男子100キロ超級で金メダルを獲得という活躍を見せたウルフ・アロン選手が中学2年生の時に書いた作文の完成度が高すぎるという情報がツイッターでシェアされたり、男子シンクロナイズドダイビングで金メダルに輝いた英国のトム・デイリー選手は編み物が得意で、自作した国旗柄のメダルケースや会場で新作を編んでいる様子などにも注目が集まったりしました。
<「うお~ハンパねぇ~やべ~」「とんでもないっすねーコイツ」スケートボードの解説の人がフランクすぎて最高→実は世界大会5回優勝のレジェンドだった - Togetter>
<「これが世界と戦うメンタルか...」柔道で金メダルを獲得したウルフ・アロン選手が中学生の時に書いた作文が名文なので読んで - Togetter>
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<編み物が上手な飛び込み選手トーマス・デーリーさんが観客席で次々と新作を編み「ハイスピード・ニッターだ」とざわつく - Togetter>
世界に誇る日本のコンビニ
選手だけでなく、五輪の取材のため日本に訪れている各国の記者たちのツイートにも大きな注目が集まりました。
カナダの記者はセブン-イレブンの商品やサービスに感動しセブンを称えるツイートを連発して大きな笑いを呼び、別のカナダ人記者は日本語の「助けてください」というメッセージとともにコンビニおにぎりのパッケージ開封に大苦戦する動画を投稿。どちらも話題となりました。
<カナダのCBC記者、開会式後のツイートが「セブンイレブン開いてるかなあ」「枝豆チップスと卵サンドが食べたい」ばかり「どんだけ好きなんだ」 - Togetter>
<「助けてください」カナダのCBCレポーター、コンビニおにぎりを上手く開けれず大苦戦 - Togetter>
そしてシンガポールの記者は、コンビニで見つけた森永製菓「チョコモナカジャンボ」の美味しさに驚愕しツイート。ほかのおすすめアイスの情報がリプライで大量に寄せられるあたりもTwitterらしい盛り上がりと言えます。
<「昨晩、ベストコンビニアイスを見つけた...」森永チョコモナカジャンボを気に入った外国人記者に日本のアイスをオススメしてくる皆さん - Togetter>
また、同時期に行われていた「国際数学オリンピック」で日本代表の選手が全員メダルを獲得したというニュースも大きく拡散。このようにTwitterでは競技の勝敗やメダルの獲得数といった五輪の直接的な情報ではなく、選手の知られざるエピソードや記者のコンビニ話など、大会の「周辺」かつ身近に感じられる情報がたくさんシェアされていました。
<【快挙】国際数学オリンピックで日本代表全員のメダル獲得(金1銀2銅3)が決定「ガチで凄い」「もっと大きく報道して欲しい」 - Togetter>
以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。次回もお楽しみに。