「ポカリ」は缶、ペットボトルで味が違う!? SNSで怪情報、大塚製薬に聞く

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   厳しい暑さが続き熱中症対策としても期待されるロングセラー商品「ポカリスエット」をめぐり、ペットボトルと缶では中身に違いがあるとの情報がSNSで広まっている。

   はたして事実か。同商品を製造する大塚製薬に聞いた。

  • 「ポカリスエット」は容器によって味が違う?
    「ポカリスエット」は容器によって味が違う?
  • ペットボトルと缶のポカリスエット
    ペットボトルと缶のポカリスエット
  • 栄養成分や原材料に違いが
    栄養成分や原材料に違いが
  • 「ポカリスエット」は容器によって味が違う?
  • ペットボトルと缶のポカリスエット
  • 栄養成分や原材料に違いが

「味が違うと感じるのは俺だけじゃないよな」

   ポカリは、「飲む点滴」をコンセプトに開発されたスポーツドリンク。1980年に発売されて以来、ペットボトルや缶、粉末タイプなど様々な形で展開されている。

   SNS上では以前から、

「風邪引いたり体調悪いときに必ず飲むポカリスエット。缶とペットで味が違うってほんとかな?」
「缶のポカリとペットボトルのポカリで味が違うと感じるのは俺だけじゃないよな」

と、缶とペットボトルで味が違うのではないという声が散見される。

   さらには「ポカリスエットはペットよりも缶の方が美味しい」「ペットの方がうまい」などと、好みの"派閥"も存在するようだ。

    実際にポカリスエットの説明を参照すると、缶とペットボトルで原材料や栄養成分表示に違いがある。同じ商品でも容器によって中身が違うのだ。

使用している果汁を変えていた!

   大塚製薬の広報担当者は2021年8月5日、J-CASTニュースの取材に「容器包装の素材の特性上、使用している果汁を変えているため味・香りが異なって感じられます」と回答した。

   様々な容器で販売するようになった理由については、こう述べる。

「生活スタイルの多様化や技術の進歩が背景にあります。容器の容量、形状、容器素材の使用量、ラベル有無など、常に社会のニーズを探し出し、それを解決しようと考え続けています」

   現在では、缶やペットボトルタイプだけでなく、かさばらずに必要な時に用意できる粉末タイプや、小腹を満たせるゼリータイプのものなど様々な形態で販売されている。さらに2018年には「飲める氷」をコンセプトにした新商品「アイスラリー」を発売した。

   広報担当者は、厳しい暑さには「アイススラリー」タイプを勧める。

「30度越えの酷暑が続いている現在。(お出かけ、スポーツなど)特に屋外で活動される場合は、ポカリスエット アイススラリーがお勧めです。あらかじめ、『ポカリスエット アイススラリー』で身体の内部の冷却をし、体温の上昇や発汗をおさえます。また、スポーツシーンにおけるハーフタイムなどでの利用での身体内部冷却も熱中症対策に効果的です」

   昨今は室内でも熱中症も増えているとして、エアコンを適切に使用しながらこまめな水分・電解質補給を心掛けるよう呼び掛けている。

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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