ついに踏み切った...京阪電鉄が「大幅減便」 何がどう変わる?変更後のダイヤを分析する

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全車両座席指定列車「ライナー」は増発

「ライナー」は8000系で運行されている
「ライナー」は8000系で運行されている

   大減便が目立つ内容の中で唯一の希望と言えるのが平日朝ラッシュ時と夜間に運行される全車両座席指定列車「ライナー」の増発だ。

   現在は朝ラッシュ時に出町柳発、三条発、樟葉発、枚方市発淀屋橋行きを各1本、夜間に淀屋橋発出町柳行きを2本運行している。変更後は朝ラッシュ時は樟葉発を1本増やし計5本に。夜間は2本増やし計4本とする。

   JR西日本もあらゆる手法でラッシュ時間帯に走る特急列車の利用を促しているが、京阪も同様の策に出たという印象だ。各私鉄もラッシュ時間帯に運行される座席指定列車の本数を増やすのではないだろうか。

   京阪が先んじてアフターコロナ対応のダイヤ改正にしたという印象だが、他の関西大手私鉄が追随するかが注目される。個人的には京阪本線のライバルである阪急京都本線も昼間時間帯15分間隔を採用するか否かに注目したい。

(フリーライター 新田浩之)

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