桐生「誰も悪くないですし、逆に言うと...」
そして松岡氏は、この種目に絞っていた桐生へのインタビューでは感情の高ぶりを隠さず「桐生さんはいろんな思いがあると思う」と声を震わせた。
トラックではメダルを獲得した各国選手が沸き、桐生はこみ上げてくるものを抑えきれず「後ろ(トラックで喜ぶ選手)が羨ましいです」と涙し、「攻めてこういう結果になったのは誰も悪くないですし、逆に言うと予選でもっと僕が速く走っていれば多田、山県さんに心の余裕があれば違っていた」と自身を責めた。
アンカーとしてバトンを受けることが出来なかった小池は「結果は悔しいけど、本当に悔しいですけどもう一回ここに戻ってきたい」と最後の言葉に力を込めた。
4選手のインタビューを終えた松岡氏は「本当に聞いていても辛い。みんな攻めた。攻めた中でこれがスポーツですね」と選手らを労い、「メダルがかかっただけに期待度も高かったわけですよ。それだけ彼らの思いを感じましたし、なにかこう前向きな形でつながっていくと感じました」と締めくくった。