東京五輪卓球女子団体で金メダルを獲得した中国代表の李隼(リー・スン)監督が日本チームを称賛した。中国メディア新浪体育が2021年8月5日に伝えた。
第2試合はシングルス準決勝「再戦」も...
東京五輪卓球女子団体決勝は5日に東京体育館で行われ、日本代表は0-3で中国代表に敗れ銀メダル。金メダルを獲得した中国は同種目で4連覇を達成した。
日本代表は石川佳純(全農、28)、伊藤美誠(スターツ、20)、平野美宇(日本生命、21)で臨み、悲願の金メダルに向けて王者中国に挑んだ。
第1試合のダブルスは、石川、平野ペアが陳夢(チェン・モン、27)、王曼昱(ワン・マンユー、22)ペアと対戦し、第1ゲームを先取するもその後3ゲーム連続で落として逆転された。
第2試合はシングルス準決勝の「再戦」となり、エース伊藤が孫穎莎(スン・インシャー、20)と対戦。第1、2ゲームを失った伊藤は第3ゲームを取り返すも第4ゲームを3-11で落としゲームセット。日本代表は後がなくなった。
李監督「我々がこんなに速く進歩した理由は...」
第3試合は平野が王と対戦。第1ゲームを奪われるとその後もペースをつかめず0-3で敗れた。これで日本代表の敗戦が決まり、またしても中国の高い壁に跳ね返された。
中国メディア新浪体育によると、中国卓球女子代表の李監督は「今大会は簡単なものではなかった」と振り返り、中国代表チームの新旧交代がスムーズにいったことを強調した。
李監督は日本代表を良きライバルと認め、「石川、伊藤、平野は常に中国に挑戦し成長している。伊藤はこの短期間でシングルスから(団体戦の)チーム戦術に変え、平野はボールの回転を理解し、フィールドでのボールコントロールなど大きな進歩を遂げた」と称賛した。
そして李監督は中国代表が進歩してきた理由について「我々がこんなに速く進歩した理由は、我々の対戦相手と大きな関係がある」と、ライバルとしてしのぎを削ってきた日本との関係に言及した。