IOC、村上茉愛を「中国代表」と紹介 五輪ユーチューブ動画で発覚...指摘後に修正

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   国際オリンピック委員会(IOC)のユーチューブチャンネルで、東京五輪の体操女子・床運動で銅メダルに輝いた村上茉愛選手(24)を「中国代表」と誤って紹介していたことが分かった。

   J-CASTニュースがIOCなどに取材を申し込むと、直後に修正された。

  • 床運動で銅メダルに輝いた村上茉愛選手(写真:ロイター/アフロ)
    床運動で銅メダルに輝いた村上茉愛選手(写真:ロイター/アフロ)
  • 動画のサムネイルを見ると一時、中国の国旗が…(ユーチューブのIOC公式チャンネルから)
    動画のサムネイルを見ると一時、中国の国旗が…(ユーチューブのIOC公式チャンネルから)
  • 床運動で銅メダルに輝いた村上茉愛選手(写真:ロイター/アフロ)
  • 動画のサムネイルを見ると一時、中国の国旗が…(ユーチューブのIOC公式チャンネルから)

動画のサムネイルには、中国の国旗も掲げられて...

   この動画は、2021年8月3日にIOCの公式チャンネル「Olympics」に投稿された。チャンネル登録者数は730万人いる。

   村上選手は、16年のリオ五輪にも出場しており、そこで披露した床運動などの演技を7分強にわたって紹介している。

   ところが、タイトルを見ると、「Mai Murakami CN ALL routines at Rio 2016!」となっており、「CN」と中国の国名コードが使われていた。さらに、動画の見本用画像となるサムネイルには、「Mai」の表示の右側に中国の国旗が掲げられていた。

   これに対し、動画のコメント欄には、「国を間違ってますよ!!」「タイトルとサムネ見てください。中国国旗つけられてます」などと、日本語や英語などで間違いを指摘する声が続々と書き込まれた。中には、IOCのトーマス・バッハ会長が7月13日、大会組織委の橋本聖子会長との面会で「最も大事なのはチャイニーズ・ピープル(中国の人々)」と誤った発言をしたことと結び付ける向きさえあった。

   この件について、J-CASTニュースは8月5日昼過ぎに、組織委や国際オリンピック委員会(IOC)、日本オリンピック委員会(JOC)に取材依頼した。すると、同日夕には、動画タイトルの「CN」が日本の国際コード「JP」に変更された。また、サムネイルでも、「Mai」の右側が日本の日の丸に入れ替わった。

   組織委は5日、「IOCへお問い合わせください」とだけ取材に回答した。IOCやJOCからは同日20時現在で回答は来ていない。回答が来次第、追記する。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

姉妹サイト