五輪開会式「海外の方々はすごく称賛」 出演の海老蔵が学んだ、日本と外国の「価値観」

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   歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが2021年8月3日、公式YouTubeチャンネル「EBIZO TV 市川團十郎 白猿」を更新し、自身が出演し賛否両論を呼んだ東京五輪開会式における歌舞伎とピアノの融合パフォーマンスに対する海外の反応について語った。

  • 市川海老蔵さん(2019年撮影)
    市川海老蔵さん(2019年撮影)
  • 市川海老蔵さん(2019年撮影)

「ピアノとのコラボ結構好きだった」

   7月23日に行われた東京五輪開会式で、ジャズピアニストの上原ひろみさんが旋律を奏でる中、歌舞伎の演目「暫(しばらく)」を演じた海老蔵さん。今回公開された「【オリンピック開会式】二人が印象に残ったシーンはこれです!」と題した動画では、当日、テレビの前で父の晴れ姿を観ていた長女の麗禾ちゃん、長男・勸玄くんとともに、同式典を振り返った。

   2人の子どもたちが、父の演目以外で印象的だったシーンとして挙げたのは、女子テニスの大坂なおみ選手が最終聖火ランナーとして登場した場面だった。海老蔵さんは出番終了後、舞台のバックヤードでこれから聖火台へ向かう大坂選手とバッタリ遭遇し、互いに初対面の会釈を交わしたとのこと。海老蔵さんは「わずか一瞬のすれ違いだったけど、やっぱり、世界ランク1位を獲った人は違うね。一瞬の中に記憶に残す力強さが人と違う」と回想し、「だから、麗禾や勸玄もそういう人になって欲しい」と願望を口にした。

   さらに、自身の出番を回顧し「ピアノとのコラボ結構好きだったけどね」と海老蔵さん。「海外の方々はすごく称賛してくれてる。伝統文化とジャズのピアノで調和を取りつつ、多様性、文化と新しいものの共有ということで、すごく評価の高い記事がいっぱい出てて『おお、ありがとう』と思ったけど、日本人は『ジャズはジャズで観たかった』『歌舞伎は歌舞伎で観たかった』っていう人が多かった」と話した。そして、日本と外国とではそれぞれの価値観があるとし、「そういうようなことを学ぶ場でもあったなとパパは思った」と子どもたちに説いていた。

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