五輪出場の英国選手、「札幌は刑務所のようだ」投稿を謝罪 「日本の人々は素晴らしく友好的で協力的でした」

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   東京五輪陸上男子競歩20キロに出場するトム・ボスワース選手(31、英国)が、札幌での食事の質の低さに苦言を呈し、国内外で波紋を広げている。

  • トム・ボスワース選手(2019 世界陸上 ドーハ大会、写真:ロイター/アフロ)
    トム・ボスワース選手(2019 世界陸上 ドーハ大会、写真:ロイター/アフロ)
  • ボスワース選手の投稿。現在は削除(米yahoo!sportsより)
    ボスワース選手の投稿。現在は削除(米yahoo!sportsより)
  • トム・ボスワース選手(2019 世界陸上 ドーハ大会、写真:ロイター/アフロ)
  • ボスワース選手の投稿。現在は削除(米yahoo!sportsより)

「不快感を与えたのであればお詫びします」

   競歩は2021年8月5、6日に札幌市内で行われる。

   複数の海外メディアによれば、ボスワース選手は8月2日にツイッターで、札幌での食事風景の動画とともに「食事は粗末で冷め切っている。しかも量が不足しているように思う」と不満を伝えた。

   国際オリンピック委員会(IOC)を名指しし、「オリンピックで何百万ドルも稼いでいますよね。レースの週に、何か食べ物を手に入れるチャンスはありませんか」「札幌は刑務所のようだ」と待遇改善を訴えている。現在は削除している。

   日本でも、「競歩・ボスワーズが札幌会場を『刑務所のようだ』『汗まみれの学校の食堂』とIOCを非難」(東スポウェブ)、「五輪出場の英国競歩選手の一針『刑務所のような生活...食事はめちゃくちゃ』」(韓国メディア「中央日報」の日本版サイト)などと報じられ、注目を集めている。

   ボスワース選手は3日にツイッターで、自身の書き込みはIOCに向けたもので、「日本の皆さん、私のコメントが不快感を与えたのであればお詫びします」と謝罪した。

   一般ユーザーの「札幌のメシがまずいと言われると悲しい。何度も書くのは関係者に言っても改善されないからなのか」との投稿には、「悲しまないでください。これは札幌のことを言っているのではなく、不快な思いをさせたのであれば謝ります(中略)今日、状況は改善され、日本の人々は素晴らしく友好的で協力的でした」と返信している。

   また、「(コロナ禍で日本は)何もかもが本来あるべき姿ではない。彼がそれを理解できないなら、残念だ」などと書かれたツイートには、「ホテルなどから外に出られないことを考えると、私がこれまで見た限りでは、また来日したいと思っています。美しい国、素晴らしく親切でフレンドリーな人々。私のコメントは、五輪選手村とは大きく異なるこの環境に責任を持つIOCに向けたものです」と理解を求めた。

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