五輪馬術は「今日もカオス」 ダルマの次は「力士」に「舞子」...ユニーク障害物の数々に注目

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   東京五輪で馬術の障害馬術個人の予選が2021年8月3日、東京・世田谷の馬事公苑で実施された。出場した日本の選手は3人全員が決勝進出を果たし、盛り上がりを見せている。

   SNS上では障害馬術で披露されたユニークな障害物にも注目が集まっている。

  • 日本代表・齋藤功貴選手&チレンスキー(写真:アフロスポーツ)
    日本代表・齋藤功貴選手&チレンスキー(写真:アフロスポーツ)
  • 話題となった力士の障害物(写真:picture alliance/アフロ)
    話題となった力士の障害物(写真:picture alliance/アフロ)
  • 日本代表・齋藤功貴選手&チレンスキー(写真:アフロスポーツ)
  • 話題となった力士の障害物(写真:picture alliance/アフロ)

力士にたじろぐ馬の様子が話題に

   五輪では、馬場馬術、障害馬術、総合馬術の3つの種目が行われる。7月31日から8月2日には総合馬術が開催され、個人では戸本一真選手(38=JRA)とヴィンシーのコンビが4位に入賞した。

   8月3日からは、コース上に設置された障害物を乗り越えるミスの少なさと走行時間を競う障害馬術が始まった。今回は日本を象徴する障害物として、スカイツリーや飛行機、鶴など様々な障害物が設置された。

   SNSでとくに注目を集めたのが、10番目のフェンスのそばに立つ「力士」の像、13番目のフェンスに設置された「舞妓さん」のパネル。力士の像はフェンスの横でポーズをとっており、強烈な存在感を放つ。舞妓さんのパネルは顔半分、目から上のみがプリントされており、鋭い目線を感じるものになっている。

   こうした障害物の数々にツイッター上は、「馬術障害のコース 今日もカオスになってんぞ」「舞妓さんは夢に見そう」と盛り上がった。

   さらにツイッター上では、ニュージーランド代表のダニエル・ミーチ選手の馬が、力士の像に驚く様子が拡散されている。話題となった動画は競技前の下見の様子。ミーチ選手の馬は、力士を見ると、一歩下がり、その後さらに左へ避けていってしまった。ファンからは「馬がガチ困惑してて草」「かわいすぎる」といった声が寄せられた。

   なおミーチ選手ペアは本番で、無事に力士を克服し、決勝へ進むこととなった。

ハイレベルな戦いで日本選手も大健闘

   また総合馬術ではダルマの置物に注目が集まっていたが、障害馬術にもダルマは登場した。

   総合馬術の個人予選では、燃え盛る業火の中から睨みつけてくるような鋭い目つきのダルマたちが選手と馬の前に立ちはだかり、多くの選手が減点される「鬼門」となった。そのためか、総合馬術決勝ではダルマの障害物は撤去されていた。

   しかし障害馬術の予選にはダルマが復活。炎とダルマの描かれたパネルは用いず、ダルマはコース上に散り散りに並べられ、やや圧が弱まっていた印象だ。

   障害馬術の個人戦予選競技には73人馬が出場、決勝競技に進むことができるのは上位30人馬となっている。今回は、満点が25人馬で、1つでも障害物を落下させてしまうと予選落ちしてしまうというハイレベルな戦いだった。

   日本からは、福島大輔選手&チャニオン、齋藤功貴選手&チレンスキー、佐藤英賢選手&サフィアデラックの3人馬が出場。なんと全員が8月4日に開催される決勝へ進むこととなった。

   決勝は19時からで、佐藤選手が4番、齋藤選手が7番、福島選手が13番目に登場する予定だ。

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