「チームにはプロトコルを遵守いただいた」
新橋には、PCR検査所がいくつかあり、チームが利用したかは組織委は明かさなかったが、選手らが店先に集まっていた居酒屋のそばには、検査機関があった。
この検査機関の公式サイトによると、院長の医師は、政府分科会の尾身茂会長が理事長を務める医療センターに勤務しており、20年2月ごろには、コロナ感染が拡大したダイヤモンド・プリンセス号関連の患者治療にも当たったという。
チームが選手村を出て、繁華街の中でPCR検査を受けたことがバブル方式に違反するかについては組織委側はコメントしなかったが、「チームにはプロトコルを遵守いただいた上でご対応いただいた」と説明した。
民間検査機関を利用した理由については、次のように述べた。
「帰国するアスリート及び関係者が、出発前に本国から陰性証明を求められているケースが大多数であり、組織委においては、毎日のスクリーニングテスト(抗原検査)において陰性証明をシステムからダウンロードしていただく方式の他、PCR検査の陰性証明が求められている場合においては、各チームにおいて民間の検査機関を受診いただき、陰性証明を得ていただく方式を採用している。この場合、市内の民間の検査機関を案内しており、移動バスの降車からクリニックでの検査まで、組織委の管理のもと検査を受けていただいている」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)