五輪野球「日韓戦」の準決勝、韓国メディアが警戒する投手 「打線沈黙させた大谷翔平と似ている」

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   東京五輪野球準々決勝が2021年8月2日、横浜スタジアムで行われ、日本代表が米国代表を延長戦の末7-6で下した。

   6-6の同点で突入したタイブレークで1死2、3塁のチャンスに甲斐拓也捕手(28)がサヨナラタイムリーを放って勝利。悲願の金メダルまであと2勝となった日本は、宿敵・韓国を迎えて4日の準決勝に臨む。

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日韓準決勝「総力戦は避けられない」

   決勝進出をかけた日本と韓国の一戦は日本の野球ファンの注目を集めているが、人気競技の「日韓戦」ということもあり韓国国内での注目度も高いようだ。

   韓国メディア「朝鮮日報」(WEB版)は日本が準決勝進出を決めた直後の2日夜に「日韓戦」の特集記事を掲載した。

   記事の冒頭では「決勝チケットがかかった勝負、総力戦は避けられない」とし、この一戦次第で決勝戦に行くか、敗者復活に回るかのどちらかとなるが、決勝戦に直行するのが最高のシナリオだと強調している。

   記事の中では、日本に大きな異変がない限り準決勝で山本由伸投手(22)を先発に起用すると予想している。山本は今大会の実質的な日本のエースと紹介され、次回はじっくり休んで登板する予定のため準備には問題ないと指摘している。

山本を「プレミア12」の大谷と重ねる

   また、山本が19年の国際大会「プレミア12」で韓国の野球ファンに強い印象を残したと記され、150キロ台後半の直球と大きな角度のカーブ、フォークなど印象的な投球をしたとしている。

   山本がどのようなタイプの投手かについては、15年のプレミア12で韓国打線を沈黙させた大谷翔平(エンゼルス)と似た投手だと紹介している。

   大谷は15年のプレミア12で韓国打線を封じ込めた。

   同大会第1次ラウンドB組初戦の韓国戦で先発した大谷は6回2安打10奪三振無失点の快投を見せた。そして準決勝の韓国戦で再び先発のマウンドに上がった大谷は、6回までノーヒットピッチングで7回1安打無失点。韓国に2塁すら踏ませなかった。

日本は米国戦で優れた力を見せた

   大谷は当時21歳でMAX160キロの直球で韓国打線を翻ろう。前出の朝鮮日報の記事は、剛速球を誇る22歳の山本と当時の大谷を重ね、山本に最大級の「評価」を与えた。

   韓国は1次リーグを1勝1敗で2位通過し、1日に横浜スタジアムで行われたノックアウトステージ第1ラウンドのドミニカ戦を4-3で勝利。2日のイスラエル戦は11-1で7回コールド勝ちし、準決勝進出を決めた。

   記事では、韓国打線がイスラエル戦を機に上向いていると指摘し、日本は米国戦で劣勢を跳ね返してサヨナラ勝利を収め、優れた力をみせたと評価した。そして準決勝戦は、両チーム打線が相手先発をどのように攻略するかが注目されるとしている。

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