「夢だったはずの舞台が怖くて、逃げたくて逃げたくて仕方なくて...」
森選手は試合後のインタビューで、「オリンピックの一か月前くらいになってからジャンプも飛べなくなってしまった」と涙をこぼしながら明かしている。
先述のインスタグラムの投稿でも、大きな重圧を背負ってきたことが伺える。
「世界選手権で優勝し、オリンピックが内定してからここまで本当に色んなことがあった、苦しかった。
何度も泣いて、笑顔が消えて行く自分にも悲しく、夢だったはずの舞台が怖くて、逃げたくて逃げたくて仕方なくて、私はオリンピックに出れるほど強い人ではないと思っていました」
そんな森選手が五輪の舞台に立てたのは、多くの人々が支えてきてくれたおかげだという。諦めずに舞台に立てたからこそ、五輪がどんな場所であるのか体験できたとして周囲の人々に深く感謝している。
また森選手は、逃げずにオリンピックに挑んだことについて、まずは自分をたくさん褒めたいと述べる。
「決勝をみてる時、もう頑張らなくていいんだなって思ったら、背負っていたものがスッと消えたのを感じて、苦しかったんだなと思いました。
どんなに苦しい日もよく逃げずにこの舞台まできて演技したね、初めてのオリンピックで期待される中よく頑張ったねって甘いかもしれないけど、今は自分を沢山褒めてあげたい」
そのうえで改めて、応援してきてくれた人々に感謝をつづった。