東京五輪に出場している陸上競技オランダ代表のシファン・ハッサン選手(28)の走りに注目が集まっている。
ハッサン選手は2021年8月2日午前、女子1500m予選に出場し、最後方から豪快なごぼう抜きを披露。この走りがまるで競走馬「ゴールドシップ」のレースのようだと話題になったのだ。
「ハッサンの転倒からの追い上げ見て『ゴルシだ......』ってなってた」
1万メートルの世界記録保持者であるハッサン選手は、女子1500m予選では中盤まで後方でレース展開を伺っていたが、残り1周のところでアクシデントに見舞われる。他の選手に巻き込まれる形で、転倒してしまったのだ。
集団から大きく引き離されるも、ハッサン選手はすぐに立ち上がり、駆け出した。さらにそこから驚異的な追い上げを見せる。最後方から11人の選手を追い抜き、1着でゴールしたのだ。記録は4分5秒17だった。
SNS上では、この走りがまるでゴールドシップのレースのようだと話題になっている。
「ハッサン凄すぎでしょwゴールドシップを彷彿とさせたw」
「ハッサンの転倒からの追い上げ見て『ゴルシだ......』ってなってた」
ゴールドシップはG1を6勝した名馬として知られる。レース序盤は後方に控え、終盤は一気にゴールまで駆けていく「追い込み」という走法で活躍した馬だ。
競馬ファンたちの間では、ハッサン選手のごぼう抜きがこの走りを彷彿させたようだった。また追い抜きを得意とする名馬として、ディープインパクトやオルフェーヴルの名を挙げるファンも見られた。
【#東京オリンピック】#陸上競技 女子1500m予選
— gorin.jp (@gorinjp) August 2, 2021
2組でまさかのアクシデント。ラスト1周でシファン・ハッサン選手が転倒。
集団から大きく離されるも、怒涛の追い上げでトップでフィニッシュ。準決勝へ駒を進めました。#Tokyo2020 #gorinjphttps://t.co/oOdJnrK5cR pic.twitter.com/IzTBxh5EbF