東京五輪のフェンシングで金メダルを獲得した宇山賢選手(29)が、試合前日に憧れのアーティストから激励を受けていたと明かした。
「自分の夢、感動を共有できて本当に嬉しく思います」
フェンシング全種目を通じて日本初の金メダルを獲得したフェンシング男子エペ団体。メンバーの宇山選手は2021年8月1日、インスタグラムに「人生を変える前の準備、その時に大きな勇気を頂きました」と書き込み、人気ロックバンド「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」の野田洋次郎さん(36)のインスタグラムの投稿を共有した。
野田さんは同日、宇山選手とのDM(ダイレクトメール)のやりとりをインスタグラムで公開していた。7月29日夜に突然、宇山選手からメッセージが届き、「高校からずっとラッドを聴いてくれていること、そして翌日五輪に出場することが書かれていました」。
野田さんは「応援しています」と返事をし、「翌日1日結果を気にしながら過ごしていました」。フェンシングの試合は今回初めて観たという。
試合後、宇山選手からふたたびメッセージが届き、「金メダル獲れました!最高に気持ちいいです 応援ありがとうございました」と報告があった。
野田さんは「はじめて連絡をもらってから1日の間の出来事に不思議なものを感じました」と振り返り、宇山選手をはじめエペ団体へ祝福の言葉を送った。
宇山選手は野田さんの大ファンで、試合前にはRADWIMPSの曲を聴くほどだ。宇山選手は野田さんの投稿を引用し、勇気を出して試合前日にメッセージを送ったと明かし、「憧れの方に自分の夢、感動を共有できて本当に嬉しく思います」と感無量の様子だ。
宇山選手の元には、「同じRADファンとしても嬉しいです」「この投稿を見て涙が出てきました!おめでとうございます!」「まさかこんな秘話があったなんて 感動と勇気をありがとうございます」とたたえるメッセージが続々と寄せられている。