東京オリンピック・野球のイスラエル代表選手が、選手村のベッドを意図的に損壊させた騒動で、ベンジャミン・ワンガー投手が2021年7月31日、静岡県熱海市で起きた土石流災害への支援活動を始めた。
ワンガー選手自身も寄付
騒動の発端は、ワンガー選手が26日に動画共有サイト「TikTok」に投稿した動画だった。
選手村の段ボールベッドの耐久性を試す内容で、ワンガー選手がまずベッドに飛び乗り、2人、3人、4人...とチームメイトが加わっていった。同時に9人が乗って飛び跳ねると、重さに耐えきれずフレームが壊れてしまった。
動画はTikTokで広く拡散し、日本でひんしゅくを買った。イスラエル公共放送協会(KAN)によれば、選手たちは謝罪し、イスラエル五輪委員会は遺憾の意を表した。報道によれば、同委員会と選手は大会組織委にも謝罪したという。
騒動を受け、ワンガー選手は31日、静岡県熱海市で起きた土石流災害への復興支援キャンペーンをクラウドファンディングサイトで始めた。目標額は3000ドル(約33万円)。
寄付金はすべて復興支援に充てられるといい、ワンガー選手自身も200ドル(約2万円)寄付している。8月2日昼時点で9人から1005ドル(約11万円)集まっている。ワンガー選手やイスラエル野球協会がSNSで寄付を呼びかけている。
イスラエル代表は1日のメキシコ戦で12-5と快勝し、2日の準々決勝で韓国と対戦する。
"נראה כמה ישראלים צריך כדי לשבור את אחת ממיטות הקרטון": סרטון טיקטוק שהעלה שחקן נבחרת הבייסבול של ישראל לטוקיו 2020, בן ווגנר, מראה את שחקני הנבחרת "בוחנים" את עמידות המיטות בכפר האולימפי, כשהם קופצים על אחת המיטות בחדר עד שהיא נשברת@lianwildau pic.twitter.com/ATfDU70lww
— כאן חדשות (@kann_news) July 27, 2021