Twitter大喜利になる3つの要素
同じような事例として、2019年にはニュースなどでよく見かける「再現CG」が簡単に作れる「再現CGメーカー」で作成したネタ画像をツイートすることが一時ブームに。また、2020~2021年には人気コミック『鬼滅の刃』に出てくる通称「無残様のパワハラ会議」や「柱合会議」のセリフをテーマに沿ったネタに改変したコラージュ画像の投稿が多く見られました。
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今回の「動くスポーツピクトグラム」も、開会式のパフォーマンスによりたくさんの人に認知されたことをきっかけに、無限の可能性を秘めた大喜利に昇華されたと言えるでしょう。
Twitterには「話題になったもので大喜利ツイートを投稿する文化」が根付いていますが、ブームになるためにはたくさんの人の参加を必要とします。大きなバズを生んだピクトグラムや再現CG、鬼滅コラ画像に共通する点として下記の3つが挙げられます。
(1)多くの人に共通認識がある(視聴者の多かった五輪開会式、誰もが見たことのある再現CG、大ブームになった鬼滅)
(2)マネのしやすいフォーマット(比較的簡素なデザインのピクトグラム、再現CGメーカーの存在、文字だけ改変すれば成り立つ鬼滅コラ)
(3)ネタの方向性が柔軟(育児や仕事、TV番組などどんなネタでも成り立つ)
以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。次回もお楽しみに。