元陸上選手の為末大さんが2021年7月30日、相次ぐアスリートへの誹謗中傷に対し持論を展開した。
「選手はどうしていいかわからないことも多い」
為末さんは、体操女子日本代表の村上茉愛選手が試合後のインタビューでSNS上での中傷被害を告白したとする記事を引用し、アスリートへの誹謗中傷への対応について、
「この大会は一つの分岐点になると思います。一つ一つのアカウントを訴えていく必要があります」
と言及。続けて「JOC(日本オリンピック委員会)は選手が被害を受けた際法的手続きをサポートする仕組みを作るといいと思います。選手はどうしていいかわからないことも多いので」とツイートしている。
東京五輪では、卓球混合ダブルスで金メダルに輝いた水谷隼選手や、体操男子個人総合で金メダルの橋本大輝選手、サーフィン男子銀メダルの五十嵐カノア選手などがSNSでの誹謗中傷に悩んでいることを明かしている。
ネット上では、
「誹謗中傷は言論の自由ではない、中身によっては犯罪だ」
「選手個個人では対応しきれないので、組織として対応すべきですね」
などと、為末さんの提言に賛成する人の声が多く寄せられている。