五輪女子バレーで「疑惑の判定」 日本人審判に韓国メディア怒り心頭「これで触ったと?」「あり得ない」

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   東京五輪女子バレーボールにおける日本人審判のジャッジが韓国で波紋を広げている。

   女子バレーボールの韓国代表は2021年7月27日、予選リーグA組第2戦でケニア代表と対戦。試合は韓国代表が3-0のストレートでケニア代表を破った。

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「いくら抗議しても自分の判断が正しいと...」

   韓国メディアが問題視しているのは第3セットでのプレーだ。

   15-12で韓国が3点をリードした場面だった。ケニアのアタックを韓国がレシーブし、ボールはケニアコートに。これをケニアがダイレクトで打ち込みボールはアウトになった。

   主審はブロックしたキム・ヨンギョンがボールに触れたと判断し、タッチアウトを宣告。この判定を不服とした韓国はビデオ判定を要請したが判定は覆ることがなかった。

   試合から一夜明けた28日、複数の韓国メディアが日本人審判による判定を問題視した。

   韓国メディアのスポーツソウル(WEB版)は、ビデオのスロー映像を見るとボールはキム・ヨンギョンのどの部位にも当たっていなかったとし、主審については「いくら抗議しても自分の判断が正しいと不動の姿勢だった」と指摘した。

キム・ヨンギョンは呆れたように額を打ち

   中央日報(WEB版)はキム・ヨンギョンのノータッチを主張し「不合理誤審」とした。記事は、キム・ヨンギョンは呆れたように額を一回打ち、監督と選手たちが改めて抗議したが判定は覆らなかったとしている。

   朝鮮日報(日本語WEB版)では「これで触ったと?...韓国を怒らせた日本人審判の判定」との見出しで記事を掲載。試合を中継した実況キャスターが「これはあり得ないと思う」とコメントしたことなどを紹介した。

   韓国は25日にブラジルに0-3のストレートで敗れており、世界ランキングで韓国よりも下位のケニアに負けられない状況だった。韓国は29日に行われた予選リーグA組第3戦でドミニカと対戦し3-2で勝利した。31日には日本と、8月2日にはセルビアと対戦する。

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