「まぁ、あの...。見ましたけど。それはだって、やっぱり見とかないとね」
対照的だったのが共産・小池氏の反応だ。小池氏は7月26日の記者会見で、開会式が行われた23日に志位和夫委員長名で
「五輪の開会が強行されるもとでも、わが党は、命を守ることを最優先にする立場を揺るがず貫き、開会途中でも中止を決断することを求め続ける」
などとする談話を出したことを紹介し、
「この時点よりも、さらに深刻になっていると思うので、五輪の中止、開催の中止ということを求めていきたい」
と述べた。
日本人選手の活躍について問われると、
「今言ったように、これだけの感染状況のもとで、『五輪は中止すべき』だと言っているわけだから、五輪の中身についてコメントすることは控えたい」
と突き放した。賛否が分かれた開会式への感想を求められても、
「中止を求めている立場で、中身について、あれこれコメントすることは避けたい」
と繰り返した。ただ、五輪を観戦していることも明かしており、党の立場との整合性を保つのに腐心している様子だった。
「まぁ、あの...。見ましたけど。それはだって、やっぱり見とかないとね。色々と、これからもの言う場合もね...(あるかもしれない)。ただ、中身について、ああだこうだ言うことは、私は避けるべきだと思っています。あくまで、今の感染状況に照らして中止すべきだ、というのが我々の立場」
「テレビつけたら、どこつけてもやってるわけだから、そりゃあのう、見ない方が無理でしょう?」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)