東京五輪の卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼(32)、伊藤美誠(20)ペアに中国卓球界のレジェンドが祝福のコメントを寄せた。
今大会から採用された卓球混合ダブルス決勝は2021年7月26日、東京体育館で行われ水谷・伊藤ペアが中国ペアを4-3で破り金メダルを獲得。日本卓球界に五輪初の金メダルをもたらした。
テレビ視聴率は24.6%を記録
ゲームカウント0-2からの逆転金メダルに多くのファンが沸いた。決勝戦はフジテレビ系で中継され、番組平均の世帯視聴率(関東地区・速報値)が24.6%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)を記録するなど注目度は高かった。
中国でも大きな関心を集めたようで、中国メディアは決勝の結果を速報で伝えた。
中国メディア「The Paper」(WEB版)は26日に国際卓球連盟(ITTF)の終身名誉会長で中国卓球界のレジェンド徐寅生氏のインタビュー記事をアップした。
インタビューの中で徐氏は、中国ペアが第3ゲームでいくつかのチャンスを逃したとし、日本チームはより自信を持ってプレーしたと指摘した。そして中国ペアの健闘を称えつつ、「日本チームを祝福したい」とコメントしている。
規則違反なら日本チームは警告されるべきだが...
また、中国メディア「新浪体育」(WEB版)は水谷と伊藤の試合中の行為に言及している。
記事によると、インターネットで水谷がボールに息を吹きかけたり、伊藤が台に触れたりしていたと指摘する声が上がっており、五輪組織委員会がこの行動が規則違反だと判断した場合、日本チームは警告されるべきだと指摘。その一方でこれらの行為に関して「ゲームの勝利の鍵ではない」との見解を示している。
今大会は新型コロナウイルス感染対策として新たなルールが適用され、ボールに息を吹きかけたり手を台に置いて汗をぬぐったりする行為は禁じられ警告の対象となっている。