東京五輪の取材で来日したカナダの記者が、セブン-イレブンにドハマりしていると話題になっている。
宿泊先に併設している店舗に通い詰めているようで、連日のように「セブン愛」あふれるツイートを投稿。その数は来日後の8日間で50件近くに及ぶ。その熱量が日本のユーザーの間で「面白い」と話題になっている。
「どんだけ日本のセブンにはまってるんやww」
話題になっているのは、オリンピックリポーターとして来日したカナダのテレビ局「CBC」記者のデヴィン・ハーロウさん(@Devin_Heroux)によるツイートだ。
日本に到着した2021年7月18日から25日までの8日間で47件ほど、五輪リポートの合間に毎日、「Iced coffee heaven」や「I've missed you」、「I'm baaaaaaaaaack」などとセブン-イレブンへの思いを投稿している。
23日深夜まで及んだ開会式の直後には、セブン-イレブンに戻るまでを実況するような投稿も行った。
「深夜2時にセブンはやってる?枝豆チップスとたまごサンドが無性に食べたい」
「セブンに行けますように」
「セブンまで歩いてる。黄金の門が開いてるといいな」
「セブン-イレブン。あなたがいないと何もできないよ」
これらの投稿は、日本のツイッターユーザーからも大きな注目を集めることとなった。
ある日本のユーザーが24日朝、上記の投稿をまとめて伝えると1万8000件以上のリツイートがされ、3万4000件超の「いいね」が投じられた。ツイッター上では、
「どんだけ日本のセブンにはまってるんやww」
「日本のコンビニが他国の人に愛されてるの何か嬉しいな」
「何この可愛いおじさんのお話」
「すげぇ面白い記者さんだ」
といった反応が寄せられている。
ツイートが日本で話題となっていることを知ったデヴィンさんはツイッターで「何が起こってるの?!」と驚きを表した。
セブン絶賛のコラムまで執筆
デヴィンさんはこういった反響を受けてか、同日夕に「It's 7-11 almost 24/7 when it comes to Olympic fine dining(ほぼ24時間年中無休のセブンイレブンは、オリンピック期間の高級料理店だね)」といったタイトルのコラムをCBCのサイトに投稿している。
記事によれば、デヴィンさんの地元・サスカトゥーンにもセブンイレブンはあり、ホテルにコンビニが併設している事は来日前に知っていたものの、あまり期待していなかったそうだ。しかし、東京のセブンイレブンの「神聖な門」をくぐるとその考えは一変したという。
望む以上のもの全てで溢れた場所。この世のものならぬアイスコーヒーの選択肢。店頭のマシーンで作られたラテは驚くほど素晴らしく、たまごサンドは今まで食べた中で最高かも...などと、絶賛に絶賛を重ねている。
ちなみにデヴィンさんのツイートによると、ホテル併設のセブンイレブンは世界中のジャーナリストが利用しているそうだ。
なお、五輪期間中の新型コロナ対策上のルールを取りまとめた「プレイブック」(東京2020組織委員会が発表)によると、メディア関係者は原則として入国後14日間、宿泊先や競技会場といった活動計画に基づく用務地のみに行動範囲が制限されているという。そのため、宿泊先に併設されているセブン店舗を利用する機会が多くなっているようだ。
デヴィンさんは24日、日本のフォロワーが増えたとツイッターで報告。そのうえで、「I know this Olympics isn't what you imagined(今回のオリンピックは、皆さんが想像していたものとは違うと思います)」などとしつつも、
「But I'm grateful to be here. Am taking every safety precaution. And will do my best(しかし、私はこの場にいられることに感謝しています。対策には万全を期しています。そしてベストを尽くします)」
と前向きなメッセージを投稿した。