「こんな光景もうないわ」 神社を走る自転車集団...五輪ロードレースが捉えた日本の風景

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   東京五輪で2021年7月24日・25日に開催された自転車ロードレース競技は、東京都から静岡県の富士山麓までの全レースが中継されたが、選手のみならず映像に映った日本の風景にも注目が集まっていた。

   普段見慣れているはずの風景がレースの舞台となり、それが絶妙なカメラワークで映し出されたことを感慨深く受け止めるユーザーが出たのだ。そのほか、日本ならではの光景が、海外の視聴者に注目される場面もあった。

  • 大國魂神社境内を通過するロードレース選手の集団(写真:ロイター/アフロ)
    大國魂神社境内を通過するロードレース選手の集団(写真:ロイター/アフロ)
  • 大國魂神社境内を通過するロードレース選手の集団(写真:ロイター/アフロ)

神社・墓地...カメラワークにも称賛

   自転車ロードレースはスタート地点の武蔵野の森公園(東京都府中市)から神奈川県・山梨県・静岡県を経由し、静岡県の富士スピードウェイ(小山町)がゴールである。24日に男子、25日に女子のレースが行われ、途中多摩ニュータウン・山中湖・富士山麓などを経由するため、競技とともに様々な景観が世界に中継された。

   まず注目を集めたのは、府中市の大國魂神社だ。鳥居をくぐり境内を通り抜けるコースが設営されたが、カメラワークは神社の石碑・手水場をズームアップ。中継では「OKUNITAMA JINJA SHRINE」と英語のテロップで紹介されていた。

    選手の一団が近づく前に鳥居と神社の石碑をズームアップ。その後、引きの画で選手の集団が通過すると、手水鉢の竜の形をした水の吐き出し口を再びズームアップするという、日本文化までも紹介するようなカメラワークも

「こんな光景もうないわ」
「絵面が凄い」

   などと称賛された。

   25日の女子競技の際には大國魂神社通過のタイミングで、英語実況は「富士山は標高3376mで、アジアの島々で最も高い火山だ」と日本の自然への解説も付け加えられた。

   またコースに隣接する多磨霊園(府中市)も空撮で全容が映り、「TAMA CEMETERY」と字幕が付けられていて、こちらのシーンでも「多磨霊園が世界デビュー」と視聴者が反応。このようにコース沿いのスポットも映りこんで紹介されることに興味を持った視聴者が多く、生中継で盛り上がったようだった。

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