金銭スキャンダル浮上、初代DeNA球団社長の過去 「選手たちの評判は最悪だった」元職員が語る実態

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

思い返される8年前のトラブル

   DeNAの元球団職員は池田氏について、「DeNAファンを中心に世間では、『DeNAを人気球団に立て直した救世主』と評価されていますが、実態は全く違います」として、次のように語る。

「シーズン中に波留(敏夫)コーチ(現中日2軍打撃コーチ)と些細なことから口論になった時は、選手たちが『波留コーチをクビにしたら許さない。あの社長をどうにかしてください』と訴えてきて、球団職員が謝っていました。知る限り選手たちの評判は最悪でした」

   波留コーチと池田氏のトラブルは2013年のことで、当時のスポーツ紙にも報じられている。同年7月9日の日刊スポーツ記事によると、池田氏は「普段から意見交換はある。口論なんてなかった」などとトラブルを否定していた。

   翻って、2021年6月下旬には新著「横浜改造計画2030」を宣伝するため、バスの車体に池田氏の写真などが印刷されたド派手なラッピングバスが横浜市内で見られるようになり話題に。「横浜市長選に出馬するのか」と話題になったが、市政の関係者は冷ややかだった。

   「立憲民主党から推薦の打診があって断ったことを話していましたが、水面下での出来事をベラベラ話すべきではない。『しがらみにまみれた政治家になりたくない』というメッセージだったのかもしれないが、出馬しても有権者の支持を得られたかと言うと疑問です。

   正直、そんなに知名度が高いわけではない。万が一市長になってスキャンダルが出るより、今回の報道が出て出馬を断念した方が有権者、本人にとってもよかったでしょう」(横浜市政関係者)

   「新たな活動探し」の時間に充てている池田氏は何を思うか――。

(中町顕吾)

1 2
姉妹サイト