「続いてほしい」上位はまさかの結果に
では「これからも続いてほしい番組」の方はどうだったか。5位は博多華丸・大吉の2人が司会の「あさイチ」(NHK、毎週月曜~金曜日、96票)。主に女性をターゲットにした生活情報番組で、「性」や「推し活」といった独自性の強い特集内容もたびたび話題を呼ぶ。
4位は「グッド!モーニング」(テレビ朝日系、毎週月曜~金曜日、121票)。「モーニングショー」の前の時間帯に放送される報道情報番組で、同時間帯の他局「めざましテレビ」(フジテレビ系)、「ZIP!」(日本テレビ系)などと比べると、エンタメ色は薄めだ。
驚きだったのは3位以降。2位の「続いてほしい番組はない」(232票)を挟み、3位に「モーニングショー」(200票)、1位に「バイキングMORE」(303票)が名を連ねた。いずれも「終わってほしい番組」で上位だった番組だ。
実際に「モーニングショー」は16~20年度の5年連続で、同時間帯の民放トップの個人・世帯視聴率を獲得するなど、数字面でも視聴者からの支持を集める。レギュラーコメンテーターである玉川さんは、番組内の発言が毎日のようにネットニュースになるなど、今や「日本の朝のご意見番」という風格だ。
1位だった「バイキングMORE」司会の坂上さんも、今やネットニュースの「常連」として定着。おぎやはぎ・小木博明さんやカンニング竹山さん、ヒロミさんといったコメンテーターの発言も、世間をにぎわせる。
アンチも多ければ、ファンも多い――。今回の「モーニングショー」と「バイキング MORE」の結果からは、そんな視聴者の愛憎具合がうかがえる。
ただ、「終わってほしい」で上位だった「サンデーモーニング」は31番組中13位(40票)、「ミヤネ屋」は18位(24票)、「アッコにおまかせ!」は20位(17票)と、「続いてほしい」ではさほど票を伸ばせなかった。