韓国で進む「北朝鮮離れ」 隣国なのに「関心ない」6割...核問題ではあきらめムードも

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若い世代ほど「無関心度」が高くなる

   報告書では、

「一般的な認識と異なり、ほとんどの韓国人は、南北関係や北朝鮮問題に大きな関心を払っていない」

   若くなるほど無関心の割合が高く「IMF世代」(1981~90年生まれ、主に30代)では68.3%、「ミレニアル世代」(91年以降生まれ、主に20代以下)では74.1%にのぼった。最も年齢が高い「戦争世代」(1950年以前生まれ、主に70代以上)は52.9%だった。

   北朝鮮との対話への関心が完全になくなっているわけではなさそうだが、それでもハードルは高い。「バイデン大統領は金正恩総書記と首脳会談を行うべきか」という設問には、69.0%が前向きな回答をしている。ただ、69.0%の内訳は、「無条件に(北朝鮮との対話を)再開すべき」19.4%だったのに対して、「非核化で実質的な前進があれば再開すべき」が49.6%。半数近くが、実質的な進展がなければ対話すべきでない、という立場だ。さらに、「北朝鮮が完全に核兵器を放棄しない限り再開すべきではない」と答えた人も25.6%いた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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