東京五輪「トラブル年表」 競技場問題に盗作騒動、失言&辞任も続々...迷走だらけの8年を振り返る

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開会式前日にも「解任劇」

   7月21日には、開閉会式のディレクターを務めるコメディアン、小林賢太郎氏の過去のパフォーマンスが問題化した。お笑いコンビ「ラーメンズ」として活動していた1998年のコントで、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)をパロディーにする形で「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」と発言し、その動画が拡散されていた。

 

   この事実を、イスラエルに近いことで知られる中山泰秀防衛副大臣がユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(SWC)に通報し、SWCは22日未明(日本時間)声明を発表。声明では、エイブラハム・クーパー副所長が

「たとえどんなにクリエイティブな人であっても、ナチスによる大虐殺の犠牲者をあざ笑う権利はない。ナチス政権は、障害を持つドイツ人にもガスを浴びせて殺害した。いかなる形でも、この人物を東京五輪に関係させることは、600万人のユダヤ人の記憶を侮辱し、パラリンピックを残酷に嘲笑することになるだろう」

などと小林氏を非難し、更迭を要求した。組織委は22日午前、小林氏の解任を発表した。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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